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沖縄の人は気候や遺伝により汗腺が発達しています。さらに肉や油を多く取る食生活から汗の臭いがきつい腋臭症(わきが)の方が多いのが特徴です。当院では開院当初よりわきが手術に力を入れており、これまでに2000例以上の患者さんを治療しています。わきが治療として、デオドラント、食事療法、消臭サプリメント、BOTOX注射などの治療法も試みられていますが、私の経験では根治療法はアポクリン腺の切除以外にないと考えています。
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<わきがと多汗症> |
脇には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類の汗腺があります。エクリン腺は主に多汗症(わき汗)の原因となり、アポクリン腺が腋臭(わきが)の原因になります。当院で行っている手術は腋臭症に対するもので、アポクリン腺を切除する方法です。多汗症に対する治療は交感神経切離法や最近ではBOTOX注射などが行われています。
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<当院の治療方針>
わきがの手術は常に効果と傷の治りを両天秤にかけて行われます。効果を追求すればするほど手術部位の皮膚をいため、傷の治りが悪くなります。逆に傷跡を気にして汗腺を取り残すとにおいが残る結果となります。当院では効果優先の治療を行います。従って効果に関しては十分満足のいく結果が得られます。逆に少しでも傷の治りが悪くなると目立つ傷跡が残ってしまいます。もちろん傷跡を目立たなくする最大限の配慮は行っています。しかし全く傷跡を残さない手術は不可能ですので、絶対に傷跡を残したくない方は、デオドラントの使用やBOTOX注射などの保存治療を選択されてください。
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<2種類の手術方法>
当院のわきが手術には、Quadracut法(自費診療)と皮弁切開法(保険診療)の2種類があります。Quadracut法は膝関節内視鏡手術用の手術器具をわきが治療に応用したもので、特殊な手術器具と技術を要する最新の治療法です。手術法としては剪除法の一種になりますがこの手術法は保険で認められておらず自費治療となります。また、当院では保険治療の皮弁切開法も行っています。特殊な器具を使わず、直視下にアポクリン腺を切除する方法で安定した治療効果が得られます。
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<Quadaracut法>
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<皮弁切開法>
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*Quadracut法と皮弁切開法の比較表は→こちらでご覧頂けます。
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<手術の実際>
当院で力を入れているQuadracut法について詳しく解説します |
<Quadracut法の原理>
2層構造のカニューレで内側の管が回転する刃になっています。カニューレの根本は吸引器に繋がっていて外側の管の穴から組織を吸い込み切除します。わきが手術の場合は、皮膚の裏側からアポクリン腺を切り取っていきます。 |
重要ポイント!:脇の皮膚は、柔らかさ、厚さ、毛の質などが人それぞれで違います。当院ではカニューレの穴の大きさを皮膚の状態に合わせて手作りで加工しています。皮膚の状態に合ったカニューレを用いることにより、最適な剪除を実現しています。
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<麻酔について>
麻酔は局所麻酔で行います。出血を抑えるためツメセント法を用います。当院では2倍に薄めた1%Eキシロカインを40cc使用しています。ツメセント法の止血作用が効力を発揮するまで20分ほど待ちます。麻酔薬の量を考慮して、安全性を確保するため手術は片方ずつ行います。
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<手術時間について>
実際の手術時間は、約20分です。点滴や麻酔などの準備時間を合わせて約1時間で終了します。
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<術後について>
術後はそのまま帰宅できます。術後3日間は連続で通院が必要です。創を安静に保つため脇(肩)が包帯で固定されますので、手術をした腕は動かせません。従って車の運転やお仕事は、最低3日間はできないと考えてください。3日後からは、固定が外れますので、通常の生活に戻れますが、運動は制限去れます。シャワーは許可されます。術後7日目に抜糸をして終了です。
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<術後合併症について>
おもな術後合併症は以下の通りです。
術後出血・血腫、皮弁壊死、瘢痕拘縮、色素沈着、皮膚感染症、粉瘤、他
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<合併症対策>
合併症は、どんなに予防策を講じても偶発的に発生します。 しかもその90%は術後48時間以内に起きます。当院では術後3日間連続で創を観察し、合併症を早期に発見・迅速に対処することにより、その被害を最小限に食い止める体制を整えています。そのため休診日前日には手術を行いませんし、わきが手術の翌日には大きな手術を組まないように配慮しています。患者さんには3日間連続で通院することを強いることになりますが、よろしくご協力ください。
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