乳頭縮小術
このような症状のかたへ
- 乳頭の直径が大きい
- 乳頭の高さが高い
- 乳輪と乳頭の大きさの比率がアンバランス
- 将来の授乳に支障がでない治療を希望する
- 1回の施術でずっと続く効果持続を得たい
特徴
乳頭縮小術とは
乳首を小さくしたいと希望される方は、割と多くいらっしゃいます。授乳後に大きくなり、元のサイズに戻したいという希望もよくあります。
乳頭縮小術は、乳首を小さく、きれいな形に修正する治療法です。
局所麻酔で短時間で終わる手術です。抜糸は12週間でおこないます。皮膚と異なり、もともと色素の濃い乳頭のなかのきずあとは、非常に目立ちにくく、他の人に気づかれることはほとんどありません。
陥没乳頭の症状
乳頭が引き込まれていることによる形の症状のほかに、機能的な症状も起こします。
- 1. 授乳しにくくなります。
乳首が出にくいため、飲ませにくかったり、乳首が短いことで赤ちゃんの吸い付きが悪くなります。重度の陥没乳頭では乳管の通り自体が悪くなり、乳腺で母乳が作られるものの、乳管を通って外に出すことができなくなり、胸が張ることもあります。 場合によっては、乳頭や乳腺の炎症が起きて痛みや熱の原因(うっ滞性乳腺炎)になる恐れがあります。 - 2. 衛生面のトラブルを起こします
陥没乳頭は垢がたまりやすいため、においや皮膚炎、感染症の原因になることがあります。へこんでいるために、十分にスキンケアがおこなえず、授乳期間であればなおさら、炎症の原因となります。
もっとも適した手術デザインを専門医がアドバイス
一言に乳頭を縮小すると言っても、もともとの乳頭の形も、目指す大きさ・形も、千差万別です。乳首が長いかたもいれば、直径が広いかたもいらっしゃいます。
また、治療後に妊娠・出産の予定があるかたは、母乳がきちんと出るように、乳管を傷つけずに、授乳機能を保護することも大切です。
安全で、かつ、美しい結果を得るために、最適な手術デザインをご提案します。
術後の痛みとアフターケア
乳首は神経が敏感で手術は痛いというイメージをお持ちのかたがいらっしゃいますが、手術は局所麻酔により無痛でおこなえます。術後の痛みも、痛み止めの内服薬で十分に抑えられる程度です。
また、手術後しばらくは乳首の感覚が敏感になったり、逆に感覚が鈍くなったりしますが、数ヶ月でだんだんに回復してきます。
ほとんどの場合、手術翌日に創部の出血がないかを確認し、問題なければシャワー浴が可能になりますが、乳頭は石鹸の泡でやさしくなで洗いするようにしてください。
乳首への摩擦や圧迫を避けるため、運動、きつめのブラジャー、性行為での乳首への刺激等は、1ヶ月制限する必要があります。
他の治療と組み合わせることも可能です。
美しい乳房のかたちは、乳頭だけではなく、乳房、乳頭、乳輪のバランスが関係します。
乳頭縮小だけではなく、乳輪を小さくする、乳輪のぶつぶつを減らす、色素沈着(乳頭乳輪の黒ずみ)を薄くする、下垂した乳房をピンと張りのあるかたちにする、など、乳房に関するさまざまな治療がありますので、カウンセリング時に希望のイメージを詳しくお聞かせください。
乳頭縮小術は、きちんと計画すれば安全性が非常に高く、とてもきれいな結果になる治療法です。お悩みのかたは、お気軽にご相談ください。