免疫療法
このような症状のかたへ
- 多発するイボがある
- 痛くない治療でなおしたい
特徴
イボは皮膚のウィルス感染
イボの医学的な病名と尋常性疣贅と言い、ヒトパピローマウィルスの皮膚への感染によって起こります。全身のどこにでも生じ,かたちも様々です。 ヒトパピローマウィルスは毒性の弱いウィルスで、自然治癒することも時々あります。ほとんどの方は、正常の状態では「免疫」というウィルスの感染を防ぐ仕組みが働き、悪化することはあまりありません。しかし、病気や疲れなどで免疫が弱っていたり、局所に外傷を受けやすい仕事(力仕事、機械工、裁縫など)の影響などで、悪化することがあります。
- ・なかなか治らない
- ・どんどん大きくなる
- ・あちこちにできて数が増える
などの場合には治療が必要です。
イボの治療法
ヒトパピローマウィルスは基本的には毒性が弱く、免疫を正常化できれば、治癒して元の状態の皮膚に戻ります。 治療には、イボ焼却術、切除術、外用治療、免疫療法などがおこなわれます。
免疫療法
体の免疫力を高める内服薬を飲み、ウィルスに対する免疫力を強化する治療法です。 小さなものが多発している場合や、イボ焼却・切除などであとを残したくない場所などの治療に適しています。 治療には通常、数ヶ月かかります。治りが遅い場合には、局所治療を追加することがあります。
イボ焼却
イボを直接に除去する方法です。大きく育ったイボをすぐに減らし、さらに軽い炎症が起きることにより免疫反応が強まって残ったウィルスも除去します。