皮膚剥削術(脂漏性角化症に対して)
このような症状のかたへ
- しみが気になる
- 表面が盛り上がるしみが多発している
特徴
脂漏性角化症とは
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)は、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも呼ばれる皮膚の良性腫瘍の一種です。悪性ではないので、そのまま放置しておいても問題はありませんが、見た目の美しさをそこねるため、治療で除去することができます。
脂漏性角化症は、黒ずんだシミのように見えますが、さわるとザラザラと盛り上がり、角質が増殖しているのが分かります。皮膚の光老化とよばれる、紫外線による老化現象が原因で発生し、早ければ20~30代の若い頃から出現し、加齢と共に増えていきます。
大きさや数は人によってまちまちですが、ときに、痒みを伴うこともあります。
PRPに含まれる主な成長因子
皮膚剥削術
脂漏性角化症は角質の増殖が主なので、シミのように黒ずんで盛り上がった部分だけを削り取る皮膚剥削術(削皮術)で治療できます。
メスで切除する必要はなく、きずあとも残りません。
局所麻酔薬入りのクリームを塗布したのち、施術をおこないます。病変が深かったり、早く治療を終わらせることを希望される方には、適宜、注射による局所麻酔を追加します。
小範囲であれば、5分ほどで施術は終了します。
施術後2週間は軟膏を塗布して施術部位を保護します。また、2ヶ月間は炎症後色素沈着によるシミが残らないように、紫外線予防をお勧めしています。
この治療には健康保険が適用されます。