脂肪注入
このような症状のかたへ
- 額の横シワが気になる
- 額の印象が老けて見られる
- 傷あとを残さずに治療したい
- 治療するその日に速攻で、短時間で治したい
- メスで切らない治療がいい
- 1回の施術でずっと続く効果持続を得たい
特徴
脂肪注入による陥凹の治療
脂肪を採取して、まぶたのくぼみやしわなど、気になる陥凹部に注入する治療法です。
注入する脂肪は、お腹やお尻、太もも、二の腕などの希望部位から脂肪吸引で採取しますので、きずあとは残りません。
通常、顔の陥凹部のかたちを整えるのに必要な脂肪は、多くても数10cc程度の少量であり、脂肪吸引をおこなう部位がへこみすぎたり、でこぼこになることはありません。
もちろん、お腹や太ももをスリムにするために、注入に必要な量より大量に、しっかり脂肪吸引し、その一部だけを顔面の陥凹部に注入することもできます。この場合には気になる部分のボディーコンツールをシェイプアップし、顔のかたちも整える、一挙両得の効果が得られます。
ご自身の脂肪細胞であるため、アレルギーや拒絶反応などの心配はありません。
また、脂肪注入後、安定した脂肪細胞は、その後もずっと、自分の生きた細胞として残ります。
ヒアルロン酸と異なり、永久にボリューム増大の効果が続きます。
ただし、注入した脂肪細胞の一部は安定して定着できずに、注入部位に残れません。注入した脂肪細胞が定着する割合は、およそ50%〜80%です。
そのため、施術の際には、じゃっかん多めに注入することがありますが、術後2週間ほどで、じょじょに落ち着いてきます。
くぼみ目治療
年齢とともに、上まぶたがへこんで、「くぼみ目」になることがあります。
くぼみ目は、疲れた印象、老け込んだ印象を与えてしまいます。
くぼみ目は本来あるべきところに脂肪を維持しておく支えの膜が弱くなったり、上まぶたをあげる筋肉の一部が弱くなって伸びてしまうこと(腱膜性眼瞼下垂)などが原因です。
これらに対する治療は、下まぶたに対するハムラ法や、腱膜性眼瞼下垂に対する挙筋短縮術ですが、直接にへこんでいる部位に脂肪を注入する治療も、有効な方法です。
脂肪注入によりくぼみ目が改善すると、本来の二重まぶたのラインがきれいに現れ、外見も若々しく、元気なイメージになります。
こめかみのくぼみを埋める
年齢とともに、こめかみのくぼみが目立ってくるのは、こめかみの下にある側頭筋という筋肉が萎縮してボリュームが減ることが原因です。
こめかみがのボリュームが減ると、骨のラインが浮き出て見えるため、やはり老け込んだ印象を与えてしまいます。
脂肪注入によりこめかみをボリュームアップして若い頃のシェイプに戻します。
唇を厚くする
唇もやはり、年齢とともに薄くなっていきます。
また、もともとの唇の厚さをボリュームアップし、セクシーな口元にしたいという方にも、脂肪注入で調整することが可能です。
額のしわ
額の横ジワに対しては、前頭筋の収縮をやわらげるボトックスによる治療が有効ですが、長年、非常に深いシワがある場合には、皮膚に折り目の「クセ」がついてしまって、ボトックスだけでは完全には消えないこともあります。
そのような場合は、ヒアルロン酸や脂肪により直接にしわの下の組織を持ち上げてしわを消す治療が有効です。
また、ボトックス注射をおこなうと、しわは無くなりますが、同時に眉毛を持ち上げる表情を作ることもできなくなってしまうため、自然な表情を残しつつ、違和感のないしわ治療を希望される方にも有効です。
眉間のしわ
眉間の縦じわに対してもボトックス治療がおこなわれますが、深いしわのクセや表情を残してしわ治療を希望される方には脂肪注入やヒアルロン酸注射が有効です。
ゴルゴライン
ゴルゴラインとは、下まぶたの下から頬にかけて、斜めに走るしわのラインです。漫画「ゴルゴ13」から命名されました。
このラインがあると、険しい顔、老けた顔のイメージとなってしまいます。このしわに対してはボトックス治療は効果がないため、脂肪注入、ヒアルロン酸注射、PRPFなどが有効です。
法令線
法令線は、老けたイメージにしてしまう最大の原因となるしわの代表格です。
このしわに対してはボトックス治療は効果がありません。脂肪注入、ヒアルロン酸注射、PRPFなどにより法令線を浅くします。