粉瘤(トーフヌカシー)
粉瘤(トーフヌカシー)とは
粉瘤(ふんりゅう)は、沖縄の方言では「とうふのかしー」とも呼ばれ、皮膚の良性のできものの一種です。 粉瘤はもともとは毛穴(毛包)からできます。
皮膚の下に袋状の構造物(嚢胞)ができ、その中に、本来は剥がれ落ちるはずの古い角質、つまり垢が溜まってしまった状態です。
正式な医学名は「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」と言い、皮膚の一部である表皮がふくろ状になり、その中にじょじょに垢が溜まっている、いわば水風船のようなできものです。
粉瘤の治療法
切開排膿:感染性粉瘤の処置法
感染して痛み赤みが出た状態では、まずは感染を鎮めるために、局所麻酔をおこなって粉瘤を小切開し、内部の膿みを出す必要があります。
切開排膿で感染は落ち着きます。しかし、粉瘤自体は体内に残っていますので、感染が落ち着いたあと1ヶ月待ってから粉瘤を切除します。
切除術
感染がない状態で、粉瘤をすべて除去する根治的な治療法です。
粉瘤のもとになった毛穴の開口部を含む皮膚の一部を、傷あとが目立ちにくいようにできるだけ小さな切開をし、粉瘤を切除します。
切除後は形成外科的縫合法で縫合し、1週間後に抜糸します。 テープ療法によるアフターケアを、少なくとも2〜3ヶ月おこなうことで、じょじょにきずあとは目立たなくなっていきます。
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