治療法

乳腺組織があるかを、MRIや超音波検査により確認します。 特定の薬剤の副作用により女性化乳房になることもありますので、原因となる薬剤を休薬できる場合には、内服を中止して様子を見ます。

真性女性化乳房の場合には、乳腺切除をおこないます。傷跡が目立ちにくいように乳輪周囲から乳腺を除去します。

偽性女性化乳房の場合には、脂肪吸引術で治療できるので、傷跡はほとんど残りません。また、単に脂肪吸引するだけでなく、同時に、男性のたくましい胸部のかたちになるように、メリハリをつけてボリュームを減らすこともできます。

女性化乳房になると見た目で非常に悩み、なんとか男性的な形になるように、筋トレなどに励む方もたくさんいらっしゃいます。しかし、乳腺が増大した真性女性化乳房の場合は、手術で乳腺を除去しないと男性的な形にはなりません。お悩みの方は、お早めにカウンセリングを受けられることをお勧めします。

治療に伴う危険性や合併症の種類

• 術後、出血、感染を生じる場合があります。
• 傷跡が肥厚性瘢痕やケロイドになる可能性があります。