脂肪吸引

脂肪吸引は、皮下脂肪の除去により、部分痩せや美しいボディーラインをつくるのに有効です。脂肪吸引は、数mmの小さな穴（カニューレ孔）から、筋肉、神経、血管などの重要な組織を傷つけずに、皮下脂肪だけを取り除く施術です。

治療内容

1. 静脈麻酔、局所麻酔
2. 吸引管を皮下脂肪層に挿入し、皮下脂肪を吸引する、切開部を縫合する。
3. 腫れ、出血を抑えるために吸引部位を圧迫
4. 抜糸は１週間後

治療に伴う危険性や合併症の種類

• 出血・感染
  手術のきず口から出血することがありますがガーゼに染みるぐらいなら問題ありません。非常に稀ですが、感染を起こすこと赤みや痛み、膿がでたりします。その場合はすぐに受診してください。
• 脂肪吸引部の術後の痛み、腫れや内出血、拘縮
  脂肪吸引部位に数日ほど、筋肉痛のような鈍痛があります。また、吸引した部位は傷が治る過程で1〜２週間ほど腫れや内出血が起きます。固くなったり、でこぼこすることがありますが、圧迫の継続（３ヶ月間）により、徐々に柔らかくなり目立たなくなります。

脂肪注入

脂肪を採取して、まぶたのくぼみやしわなど、気になる陥凹部に注入する治療法です。 注入する脂肪は、お腹やお尻、太もも、二の腕などの希望部位から脂肪吸引で採取しますので、きずあとは目立ちません。

• くぼみ目治療
• こめかみのくぼみを埋める
• 唇を厚くする
• 額のしわ
• 眉間のしわ
• ゴルゴライン
• 法令線

治療内容

1. 静脈麻酔、局所麻酔
2. 皮膚を１㎝切開し、吸引管を皮下脂肪層に挿入、吸引
3. 切開部を縫合
4. 腫れ、出血を抑えるために吸引部位を圧迫固定
5. 抜糸は１週間後

治療に伴う危険性や合併症の種類

• 内出血、術後の腫れ
  注入には注射針を用いるため、注入部位に血管があると術後に内出血をや腫れを起こすことがあります。内出血が起きる頻度は少なく、施術直後の圧迫などで最小限にすることはできますが、内出血のリスクを完全になくすことはできません。
• 痛み
  痛みは一般的にはほとんどありません。あったとしても、ほとんどが鎮痛剤で抑えられる範囲内です。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、脂肪を分解する作用を持つ薬剤を気になる部分に注射し、脂肪の溶解と排出を促して皮下脂肪を減らし、スリムなボディーシェイプや小顔などにする治療法です。

メソセラピーとも呼ばれるこの治療は、1952年にフランスで始まった治療ですが、手術を要しない簡単さと、高い安全性、リバウンドしないダイエット効果が得られる有効性などから、現在では世界中に広まっています。

治療部位

• 頬骨部
• 頬（ほうれい線あたり）
• フェイスライン
• 二重あご
• 二の腕
• 大腿部
• 腹部など

作用・効果

リンパ循環作用、脂肪分解作用、たるみ改善、ひきしめ効果
※治療効果の発現は治療直後ではなく6週間かけて徐々に現れます。

治療に伴う危険性や合併症の種類

• 破壊した皮下脂肪組織は元には戻りませんが、治療後不摂生（暴飲暴食）をすると、当然、内臓脂肪が増えリバウンドします。
• 治療効果には個人差があり、1回の治療では効果がはっきりしない場合があります。
• 施術後、赤み・腫れ・鈍痛・あざ・痒みなどの副作用が起こる場合があります。