脂漏性角化症(老人性イボ/シミ)
高齢者に多い良性皮膚隆起性病変です。紫外線によって悪化します。顔や首、背中、腕などに発症し、褐色~黒色で数ミリ~数センチの大きさ、少し盛り上がり痒みを伴う場合もあります。良性で健康に害を及ぼすことはありませんが、稀に皮膚癌になることや皮膚癌との判別が難しいこともあり、必要に応じて医師の診察をお受けください。見た目が気になる場合は、傷跡が目立たず広範囲の治療が可能なレーザー治療(自費治療)をお勧めします。
脂漏性角化症の保険治療
*保険診療では、グラインダーによる皮膚剝削術を行います。
*皮膚癌との判別が難しい場合は保険治療の切除術を行い検査いたします。
1.皮膚腫瘍切除術
悪性腫瘍疑いの場合に行い、病理検査します。
患部を切除し縫合、1週間後に抜糸します。線のような傷跡が残ります。
2.皮膚剥削術
グラインダーを使って皮膚を剥削する手術です。
良性と悪性の判別が難しい小範囲の皮膚小腫瘍や丘疹性疾患に行います。
剥削術では出血し擦り傷のような状態になります。テープで約2週間、保護します。
脂漏性角化症の自費治療
1.炭酸ガスレーザー治療
広範囲の治療を希望、傷跡を目立たなくしたいなど(特に顔面や首)の場合は、炭酸ガスレーザー治療をお勧めします。短時間で終了し、出血はなく、1週間ほどで改善します。レーザー後、テープで約2週間保護します。
治療合併症と対応について
治療後の合併症については出血や痛み、感染症、色素沈着、瘢痕拘縮などがあります。治療後の合併症については以下の対応を行います。
- 感染症→抗生剤を処方
- 炎症後色素沈着→トラネキサム酸処方(自費)
- 瘢痕拘縮→ケロイド治療を行う
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施術料金