レーザー照射
ほくろの特徴
ほくろは良性の細胞の集合体
ほくろは正式には「色素細胞性母班」と言い、メラニンを含む細胞(母班細胞)の集合体です。
良性の疾患ですが、目立つ部位や気になる部位にある場合には、除去することができます。
また、時に良性のほくろと見分けがつきにくい皮膚癌の一種もあるため、
判断がつきにくい場合には医師の診察を受ける必要があります。
レーザーを使用した治療
メスを入れずにほくろを除去する
小さめのほくろの場合には、レーザーで除去することが可能です。
切除術と比較すると術後のケアが楽で、手軽な治療法です。
特に皮膚の再生能力が高い顔面にある、小さなほくろの場合は、
レーザー治療をおすすめします。 ほくろが比較的大きい場合には切除術が適した治療法です。
顔のほくろで傷あとを目立たなくしたい場合や、非常に大きなほくろの場合には皮弁形成術や分割切除術、
皮膚拡張法などの特殊な手術テクニックが効果的です。
炭酸ガスレーザーの仕組み
ほくろを除去するには、炭酸ガスレーザーという、組織を蒸散して除去するレーザーを使用します。ほくろの細胞は、皮膚のなかに埋もれて存在しているため、取り残しなく除去したあと、皮膚はクレーターのように小さくへこんだ状態になります。
ほくろを除去した部位はほんのわずかですが皮膚がしばらくくぼんだ状態になりますが、軟膏で施術部位を保護することにより、約12週間ほどで皮膚が再生して、たいらになります。
新しく再生した皮膚が安定するには12ヶ月ほどかかります。
そのため照射後2ヶ月は色素沈着によるしみが残らないように日焼け止めのアフターケアをおすすめしています